―「伝えたつもり」が、いちばん危ない。―
「え、これが原因でトラブルに?」
ちょっとした行き違いや思い込みが、思わぬ問題を引き起こすことってありませんか?
仕事でもプライベートでも、“わかってくれているはず”が通じず、信用や信頼にヒビが入る。
私も何度か、そんな“もったいないミス”を経験してきました。
この記事では、実際に起こった3つのトラブル事例と、そこから得た「回避のコツ」を共有します。
あなたが同じような場面でうまく乗り越えるヒントになれば嬉しいです。
ケース①:「報告したつもり」で信用ダウン
あるプロジェクトで、私は進捗状況を上司に「メールで伝えたつもり」になっていました。
途中から上司をCCに追加しただけで、詳細を送らないまま時間が経過――。
ある日、「この件、どうなってる?」と上司から聞かれ、「連絡してる通り○○さんの回答待ちです」と答えると、
「○○さんに提案する前に、ちゃんと報告してくれないと困る!」
と、怒られてしまいました。
結果、「勝手に進めた」と受け取られ、信用を失ってしまったのです。
▶教訓:『伝えたつもり』は、伝わっていない前提で動こう
- 送信履歴をチェックし、「誰に・何を」伝えたかを明確に
- 重要な連絡は口頭+文面でダブルフォロー
- 「言った・聞いてない」論争を防ぐには、形に残す工夫を
ケース②:予定変更を曖昧にして混乱
友人との打ち合わせで、「たぶん〇時くらいかな」と曖昧に伝えてしまった結果、認識がズレてすれ違いに。
「遅刻された」と誤解されてしまい、ちょっとしたギクシャクが残ってしまいました。
▶教訓:“あいまい表現”は、後で自分を苦しめる
- 時間・日程は断定的に伝える
- 変更があった時は、即フォローアップ
- あいまいなときは「確定次第、改めて連絡します」と一言添える
ケース③:「なんとかなるだろう」の罠
ある依頼で、「まぁいつも通りやってくれるだろう」と、細かい指示を省略。
結果、相手の解釈とズレが生じ、納期ギリギリで手戻りに。
「普通こうするだろう」という思い込みが、トラブルを招きました。
▶教訓:「伝わっているはず」が、最大の落とし穴
- 依頼や共有事項は必ず言語化
- ゴール・期限・注意点の3点セットで伝える
- 確認や質問をしやすい空気をつくる
実感した「トラブル回避の原則」
何度も失敗を繰り返してわかったのは、やっぱり「根回し」がすべてだということ。
事前の一言、確認、フォローアップ。それだけでトラブルの多くは防げます。
- 確認の一言が、信用を守る
- “伝えたつもり”はミスを生む
- 常識は人によって違う(=あなたの普通は、他人の非常識)
少し切ないエピソード
社会人1年目の冬、父から「仕事はどうだ?」と聞かれた時、私はこう答えました。
「結局は、根回しだって分かった。」
そのときの父の、「そうか…」という少し寂しそうな表情が今でも忘れられません。
希望に満ちた社会人生活が、現実の渋みを帯び始めた瞬間だったのでしょう。
まとめ|ミスの先に“改善の芽”を拾おう
どれだけ気をつけても、ミスやトラブルはゼロにはなりません。
でも大切なのは、そのあと「どう振り返り、次にどう活かすか」。
私自身、「確認」「言語化」「先回り」の3つの力を、失敗から学んできました。
あなたがこれから向き合う小さなすれ違いが、大きなトラブルになる前に。
この記事が、少しでもそのヒントになれば嬉しいです。
🔍一言まとめ
結局は、根回し!! 小さな確認で、大きな信用を守ろう!
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